出品のギターは、1980年に製作された、高峰ギター製作所のクラシックギターNo.30です。高峰ギターは1959年に岐阜県坂下町でアコースティック楽器の工房を開いたことに始まり、50年代から60年代中盤にはブームに乗ってクラシックギターも多く製作していました。木工業の盛んな坂下での製作は順調でしたが、当時は委託生産が多く、1970年代半ばにようやく自社ブランドの「Takamine」を確立し、高峰ギターが海外向けに本格的に輸出されることになりました。ブラジルでのタカミネ人気の始まりです。その後はアコースティックギターやピックアップギターの老舗として順調に成長し世界的に人気が高まり、現在に至っています。出品のギターはタカミネブランドの初期に設計されたクラシックギターの顔となるシリーズで、当時は、No.20、No.30、No.5、No.6、No.8がありました。No.30は初級から中級者向けのギターですが、タカミネブランドのギターにふさわしい材料とていねいな仕上がりになっています。また、タカミネは世界のマイスター河野賢氏のアランフェスギター製作を担当し、河野ギターとの関係がとても深く、他のタカミネシリーズのクラシックギターにもその工夫が受け継がれています。 材料のトップはシダー単板、サイドとバックはローズウッド、ネックはマホガニー、指板と下駒はローズウッドで製作されているようで、当時の良い材料を使っています。また、音色は、シダートップ単板の甘く柔らかい音色が特徴で、高音と低音がバランスよく響き、タカミネの技術の高さを感じることができます。43年余りを経過していますが、トップに少し小さなキズや打痕がある他には、コンディションは良好です。また、試奏用の弦を張っていますので、すぐに試奏していただけます。ギター愛好家の皆さまには、歴史的なブランド、タカミネNo.30ギターをどうぞよろしくお願いします。全長:99センチ弦長:65センチ弦高:約3.8ミリ 12フレット1弦 約4.2ミリ 6弦ナット幅:約5.2センチボディ幅:約9.8センチギターをプチプチで巻いてダンボールで補強し梱包します。安全にお届けします。
商品の情報
カテゴリー | おもちゃ・ホビー・グッズ > 楽器/器材 > アコースティックギター |
商品の状態 | やや傷や汚れあり |