【江戸前期】芦鷺筒釜 大西定林芦鷺の図が描かれた釜で、大西浄長が「大西定林」と極めています。大西定林は、2代大西浄清の息子で、江戸大西家の初代にあたります。当初は父と同じ五郎左衛門を名乗り、晩年定林と名を改めます。江戸大西家は江戸幕府の御用釜師でしたので、この釜も幕府の命を受けて作られたものの一つかもしれません。東京国立博物館の「井桁釜」など、極めて技術の高い釜を作っています。本作は芦鷺の図が非常に緻密に描かれており、技術とセンスの高さが伺えます。片側は二羽の鷺を葦より前面に出していますが、もう片側は葦の方が前面に出ており、蔭と陽を使い分け、巧みです。定林は小堀遠州や片桐石州と同じ時代を生きていますから、有名な茶人の注文で作られた可能性があります。経年の劣化があります。通常使用の範囲では水漏れはありませんでした。(確認は水を入れて常温より、電熱及び炭で沸騰させる方法です。)底には一部錆がありますが、やつれた様子はありません。◎以下極書の訳肩衝筒釜一 胴径 六寸三分一 口径 三寸五分一 鐶付 竹節但芦鷺地紋有之右釜元禄年時代定林作無紛者也 御釜師 大西浄長◎寸法(多少の誤差がございます)胴径約19センチ、高さ約16センチ★個人で収集、保管したものなので、経年の劣化や傷、錆びがあります。写真をよくご覧いただき、購入をご検討ください。★何か気になることがございましたら、お気軽にご質問ください。種類···茶道具
商品の情報
カテゴリー | おもちゃ・ホビー・グッズ > 美術品 > 金属工芸 |
商品の状態 | やや傷や汚れあり |